営業許可申請書の書き方

営業許可申請書の書き方

飲食店などを始めるに当たって、営業許可申請をする必要があります。そして、営業許可申請をするには、営業許可申請書を作成しなければなりません。このページでは、営業許可申請書の書き方について解説します。東京都の書式を参考にしていますが、どの自治体でも書き方はおおむね同じですので、活用して頂ければ幸いです。

 

営業許可申請書を書く前に

営業許可申請書を書く前に、まずご自分が開こうと思っているお店等が営業許可を受けられる要件を満たしているかを確認する必要があります。
具体的には、施設基準(お店が満たす設備や内装の条件)の確認が最も重要かと思います。

 

レストランなどの飲食店営業許可申請における施設基準については以下のページで解説しておりますので、ぜひお読みいただければと思います。
→レストラン(飲食店)営業許可申請代行

 

 

営業許可申請書の様式

営業許可申請の施設基準を満たしているという前提で、営業許可申請書の具体的な書き方について解説していきます。

 

 

営業許可申請書様式(ひな型)は、以下のようになっています。

 

営業許可申請書の書き方

 

新規・継続(更新)の場合、共に同様の書式となっています。ここでは、開業や出店など新規の場合を例に説明していきます。

 

郵便番号・電話番号・住所・氏名

郵便番号・電話番号・住所は、個人が申請する場合は住民票上の住所である御自宅の住所をお書きください。
また、法人が申請する場合は、法人の登記上の所在地を記載することになります。生年月日も法人設立日となることにご注意ください。

 

お店の所在地は次に記載する箇所がありますので、間違えないようにお気をつけください。

 

 

営業所の所在地・名称等

営業所の所在地・名称等の箇所には、お店の場所とお店の名称を記載します。

 

名称とは、屋号だと思っていただいて問題ありません。

 

 

許可番号・営業の種類・備考

新規の申請の場合、許可番号は空欄です。また、同様に、備考の欄も空欄です。
更新の際は、既に許可番号が付与されているため、記載することとなります。

 

営業の種類の箇所は、以下の表を参考にご自分の営業の種類を記載してください。

 

営業許可申請書の書き方

 

表を見てみると、「調理業」「製造業」「処理業」「販売業」の4つの分類があることが分かるかと思います。非常に細かく分類されていますが、飲食店を始めたいという方でしたら原則として飲食店営業となります。カフェを始める場合でも喫茶店営業を取ることは少ないので、お気を付けください。
なお、営業許可申請の区分については、以下のページをご確認ください。
飲食店営業許可の区分

 

調理業以外の種類については、読んで字のごとくという部分も多いですが、疑問などありましたらお気軽にご相談ください。

 

 

申請者の欠格事項

「なし」の記載でなければ営業許可申請を受けることはできません。
今一度、ご自分が欠格事項に当てはまっていないことを確認後、記載をしてください。

 

 

食品衛生責任者氏名・資格

食品衛生責任者の方の氏名と、その方が食品衛生責任者である資格等を記載します。

 

食品衛生責任者についてですが、これは施設において食中毒や食品衛生法違反を起こさないよう、食品衛生上の管理運営を行う役割を持った方のことです。飲食店営業では非常に重要かつ責任重大な位置付けといえます。
したがって、食品衛生責任者は誰でもなれるというわけではなく、特定の資格保有や、食品衛生責任者養成講習会の受講などが必要となります。資格保有について具体的には、以下の条件を満たしたかなどが食品衛生責任者となることができます。

 

・栄養士
・調理師
・製菓衛生師
・と畜場法に規定する衛生管理責任者
・と畜場法に規定する作業衛生責任者
・食鳥処理衛生管理者
・船舶料理士
・食品衛生管理者、もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者

 

食品衛生責任者について、詳しくはこちらのページをご確認ください。
→食品衛生責任者について

 

 

営業許可申請代行は行政書士にお任せ下さい

飲食店の営業許可申請

 

以上、営業許可申請書の書き方について説明いたしました。
営業許可申請は、お一人の方がこれから何度もするような性質のものではありません。依頼者様の大事なお店の営業を開始する時のみ、手続きを行うものです。知識や計画などが十分ではない状態で自力での営業許可申請は、大きな失敗を招きかねません。新しいスタートをしっかりと切り、お店を前向きに経営していくためにも、営業許可申請をお任せいただければと思います。

 

当事務所に御依頼を頂いた場合、営業許可申請書の作成代理はもちろん、難しい施設基準に関するチェックやその他保健所とのやりとりの代理、開業に関するご相談など、一連の開業申請手続をトータルでお引き受けいたします。

 

営業許可申請代行は、当事務所にお任せ下さい。

 

当事務所が行う具体的な業務については、こちらのページをご確認ください。

 

業務のご依頼やご相談は、メールからお待ちしております。

 

 

 

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